社会との共創Vision

未来社会を創造する知的原動力としての機能を強化します。TSUKUBAの地から世界と連携し、潜在する地球規模の課題の同定に粘り強く挑みます。そして、課題解決につながる研究成果の社会実装を推進し、未来社会の共創に貢献します。

社会との共創Visionにこめた思い

 筑波大学は、産学共同研究の促進や大学発ベンチャーの創出、エクステンション・プログラムなどの教育プログラムを通して、筑波大学の価値を社会と共有してきました。これらの活動に対する社会からの積極的なフィードバックと、未来社会の共創を加速させ、社会の一員としての役割を高めることが必要であると考えています。とりわけ、SDGs、ESGやカーボンニュートラルの達成に向けた社会との協力関係の強化が重要であると考えています。これらの観点から、一方向であった社会貢献という大学の従来のミッションを、社会との共創という双方向のものへと昇華させ、再定義しました。

重点戦略−10

戦略的産学官金連携による未来社会共創への挑戦

産業界、金融、行政を含むさまざまなセクターとの共創を通じて、社会価値の創造と地球規模課題の解決を加速させ、科学技術立国のフロントランナーとしての機能を強化します。

アクションプラン−10.1

社会との共創プラットフォームの確立

筑波大学が中核となって、SDGs、ESGやカーボンニュートラルの推進のみならず、スマートシティ構築をはじめとする未来社会を共創するプラットフォームを確立します。そのチャレンジフィールドとして、TSUKUBAを活用します。

アクションプラン−10.2

組織対組織による大型共同研究を核とした連携の強化

研究目的達成へのコミットメントを高めます。学内の学術的成果を結集して、組織対組織の大型の共同研究を推進します。また、共同研究を通して、産学共著論文の公表や特許の創出の増加をはかります。

アクションプラン−10.3

ニーズドリブン型研究の推進

企業等が抱えるニーズや課題を解決する研究に積極的に取り組み、その成果の社会実装を推進します。筑波大学の研究者等を活用した産学官連携の研究活動の拠点として設置するB2A(Business to Academia)研究所を核として社会との連携を強化します。

重点戦略−11

筑波大学ベンチャーエコシステムの強化

喫緊の社会課題の解決や社会価値の迅速な創出に貢献すべく、筑波大学で生まれた斬新な研究成果の社会実装を促進して、研究活動の持続的好循環をもたらす仕組みを確立し、社会との研究成果の共有を加速させます。

アクションプラン−11.1

次世代アントレプレナーシップ教育の拡充

起業に向けた実践的な教育プログラムの充実をはかり、潜在的な次世代アントレプレナーの教育に貢献します。筑波研究学園都市の研究者や、社会課題の解決に意欲のある研究者への教育プログラムの開放を加速し、筑波大学の教育の価値の社会との共有をはかります。

アクションプラン−11.2

筑波大学発ベンチャー(スタートアップ)創出の加速

知的財産の権利化と保護・活用の支援やギャップファンドなどによる支援を促進し、研究成果の出口戦略として、大学発ベンチャーの創出をさらに加速して社会実装を強化します。

アクションプラン−11.3

ベンチャーエコシステムの活性化

次世代の筑波大学発ベンチャーの創出を人的かつ財政的に支援できるエコシステムの高度化をはかります。

重点戦略−12

研究成果の社会への実装による未来社会共創の加速

研究成果の社会への実装の加速は、筑波大学のミッションに応えるものです。筑波大学は、未来社会の価値創造ばかりでなく、地球規模課題の解決に貢献します。

アクションプラン−12.1

SDGsやカーボンニュートラルへの貢献の加速と社会共創型研究の推進

社会の価値創造に繋がる社会共創型研究を推進します。このことによって、SDGsやESG、カーボンニュートラルへのコミットメントを高め、地球規模課題の解決に貢献します。

アクションプラン−12.2

高度医療技術の開発を通じた最先端医療の社会還元の促進

最先端の医学研究の成果を、筑波大学附属病院を通して、人や社会に迅速に還元し、特定機能病院として地域における医療の高度化をはかります。

アクションプラン−12.3

子会社を通じた社会貢献の推進

筑波大学と社会の接点として、機動的・流動的な企業活動が可能な子会社を設立し、卓越した研究成果の社会実装や社会共創を加速させます。

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